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「トップガン マーヴェリック」★★★★☆

トップガン」といえば、スティーブン・スティーブンスのタイトル曲、ケニー・ロギンスの♪Danger Zone、ベルリンの♪Take My Breath Away、チープ・トリックの♪Mighty Wings等々、サントラがあまりにも印象的で、リアルタイムで観た者としては、続編を観ないわけにはいきません。

 

マーヴェリック(トム・クルーズ)は、その後数々の勲章を手にするものの、昇進を拒み続け、大佐のままであった。そんな中、上司の命令に反した無謀な訓練により、異動を命じられたマーヴェリックは、再びトップガンに戻ってくるのであるが、それは極秘ミッションに向けたパイロットの訓練の教官としてであった。彼を引き上げたのは、かつての盟友であり今は大将のアイスマンであった。

マーヴェリックは、パイロットたちに高いハードルを設定し、厳しい訓練を行うのだが、アイスマンが死去すると、彼は教官からはずされそうになる。しかし、マーヴェリックは高いハードルをクリアできることを自らの操縦によって証明する。そして、ミッションの責任者に命じられた。。。

 

前作とのつながりが至る所に効果的に埋め込まれており、35年という歳月がついこの前のように感じられます。かつての同僚の死とその息子ルースターとの葛藤、アイスマンとの深い絆、かつての恋人との再会、前作との連続性がとてもうまく設定されています。

 

そして、なんといってもトム・クルーズの若々しさでしょう。あの当時と変わらずきらきらしたオーラを放っています。

 

観終わった後、前作公開当時の若かりし時代を思い浮かべながら、思わず涙が溢れてくる、そんな素晴らしい作品でした。