銀行強盗のクライドとボニーによる逃走劇を描いた作品です。
刑務所から出所したばかりのクライドは、ボニーの家の庭で車を物色していたところをボニーにとがめられるが、退屈していたボニーはそのままクライドと一緒に出掛ける。小売店で強盗を働くクライドを見てスリルを味わったボニーは、クライドについていくことに。
やがてガソリンスタンドの店員のC.W.モスが合流し、その後、クライドの兄バックの夫妻も合流し、共に強盗を働き続ける。時に2人は、警察と激しい銃撃戦を繰り広げ、何人もの警官を射殺した。
クライドとボニーらは、保安官を拘束して池のボートに漂わせたり、やりたい放題。あるとき、5人が空き地でくつろいでいるところを警察に急襲され、クライドの兄夫妻は瀕死の重傷を負う。
クライドとボニーはモスの実家で滞在するが、やがて、買い出しに出かけたところを、待ち伏せの警察に銃撃され、2人は絶命した。。。
Flatt & Scruggs 映画「俺たちに明日はない」 Foggy Mountain Breakdown ...
原題は“Bonnnie and Clyde”です。クライドとボニーは世界恐慌期に実在した強盗だそうです。刹那的な若者たちの向こう見ずな行動が、作品公開当時は共感を呼んだのかもしれません。
しかし、正直なところ、クライドとボニーの行動に共感できる部分はほぼ皆無です。世界恐慌当時、この2人は民衆ヒーローだったのかもしれませんが、退屈しのぎに無実の警官たちを殺害しながら強盗を繰り返すその行動は、ヒーロー的な行動様式とは程遠いように思います。
というわけで、個人的には、見どころを理解するのが難しい作品でした。