- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: DVD
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イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)の2人はブロークバック・マウンテンという名の渓谷で羊の管理を一緒に担うことになった。ある晩テントの中で2人で寝ているとき、2人は同性愛に目覚めてしまう。
ブロークバック・マウンテンでの仕事が終わった後、イニスはある女性と結婚し、子供も設ける。ジャックも裕福な商人の家庭の娘と結婚する。そして4年後、ジャックはイニスのもとを訪ねて久々に再会すると、2人は再び熱い愛情が目覚め、ブロークバック・マウンテンに出かけては2人だけの時間を過ごすようになる。
イニスの妻はそんな2人の関係を感づいており、やがてイニスは離婚。2人の関係は続くが、共に生活することができない苛立ちから喧嘩別れしてしまう。
その後、イニスはジャックの訃報を受け取る。ジャックはブロークバック・マウンテンに散骨するよう遺言を残していたが、それは実現しなかった。やがてイニスの娘は嫁いでいくことに。イニスはジャックの遺品とともに永遠の愛に浸っていたのだった。。。
とても重いテーマで、普通ならある種の嫌悪感すら感じてしまいかねないテーマかもしれませんが、この作品はなぜか清々しい余韻を残してくれます。
アン・リー監督の作品としては、このほかに『ラスト、コーション』を鑑賞しました。
「ラスト、コーション」★★★★★ - loisir-spaceの日記
これも人間の愛情の神秘を表現した作品でしたが、この『ブロークバック・マウンテン』も人間の愛情の神秘がテーマと言ってもよいかもしれません。『ラスト、コーション』での激しいベッド・シーンと『ブロークバック・マウンテン』での男性同士の禁断の愛のシーンは、どちらも一見すると過剰な演出のように見えますが、やはりどちらも作品の中で欠かせないパートを占めているように思います。
それにしても、ブロークバック・マウンテンの雄大な光景は、それだけでも十分楽しめました。 そして触れなければならないのは、ヒース・レジャーの早すぎる死でしょう。この作品のヒット後まもなく28歳の若さでこの世を去ります。そんなヒースの生涯を思うと、この作品がますます悲しく見えてきます。