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映画、書評、ジャズなど

「プリティ・ウーマン」★★★

映画

プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]

プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]

 1990年製作の作品ですが、あの時代を象徴する作品の一つと言えるでしょう。

 企業買収の仕事にひたすら打ち込み、家族とも別れてしまった実業家エドワード(リチャード・ギア)が、夜中に知人の車で街に繰り出し、そこで偶々道を聞いた相手が娼婦のビビアン(ジュリア・ロバーツ)だった。

 2人は一晩の契約でエドワードが借りているホテルのペントハウスで過ごすが、2人は1週間共に過ごすことにする。

 その頃ちょうどエドワードの会社では、大きな買収案件の話が進んでおり、エドワードは買収先の経営者との食事にビビアンを連れて行くこととする。ビビアンは娼婦から徐々に社交的で気品溢れる女性へと脱皮していく。

 1週間後、エドワードはビビアンにもう少し一緒に過ごすことを提案するが、ビビアンはエドワードの元を離れることを決意した。2人は離れ離れになるはずだったが、エドワードは旅立つビビアンの元へと駆けつけたのだった。。。


 若々しいリチャード・ギアが印象的ではあるのですが、今この作品を見ても、エドワードの行動にはあまり感情移入することはできませんでした。エドワードが生活に物足りなさを感じているときにちょうど出会ったのがビビアンだったといつのは分かるのですが、それにしても、ビビアンのどこにそれほどまで惚れなければならなかったのか、その辺が説得力を持ってあまり伝わってきません。

 この作品が製作されたのは、日本でいうとバブルが崩壊を始めた時期ですが、この時期はこんな感じの軽いタッチが受け入れられた時代背景があったのかもしれません。表面的には、出会うはずのない2人がひょんなことで出会い最後はくっつくといった内容は、シンデレラ・ストーリーとして成立しているのですが、やはり少なくとも現代において通用するためには、作品としてもう少し深みが必要ですね。