- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: DVD
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舞台は読書が禁止された未来社会。消防士のモンターグは、火事を消火するのではなく、本を所持する者を探し出しては本を燃やすのが仕事だった。
ある日、モンターグ通勤のモノレールの中で妻にそっくりな女性クラリスに声をかけられる。そして、クラリスの影響でモンターグは本に興味を持つようになる。ディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」を初めて読むと、その魅力の虜になってしまう。
モンターグは昇進間近だったにもかかわらず、消防士を辞めることを決意するが、上司にとどめられる。そして本の焼却に向かった先は、自らの家だった。モンターグはそこで自分の本と共に、上司を焼き殺してしまう。
モンターグは逃亡し、森の中に向かう。そこは、本を記憶した人たちが集まっていた。本のタイトルを名乗る人びとは、本の内容を丸暗記し、後世に残していたのだった。。。
タイトルの「451」は、紙が燃え始める温度を指しています。1966年の作品なので、今観るとどうしても古くささを感じてしまうのは致し方ありません。現代の目線で観ると、描かれている世界が未来世界には見えないわけです。
カメラワークはさすがトリュフォー監督だけあって、随所に巧妙さが見られます。