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映画、書評、ジャズなど

「ジーザス・クライスト・スーパースター」★★★★☆

 イエス・キリストが処刑される最後の7日間をミュージカル仕立てで描いた作品です。「ジーザス・クライスト・スーパースター」といえば、作詞ティム・ライス、作曲アンドリュー・ロイド・ウェバーによりブロードウェイで上演されたミュージカルですが、その後、ノーマン・ジュイソン監督によって映画化されています。今回DVDで鑑賞したのは、ノーマン・ジュイソン監督の作品ではなく、2000年のブロードウェイでのリバイバル上演をベースにした作品の方です。

 民衆はイエスに熱狂している中、使徒の中で一人ユダだけはそんな状況に懸念を抱き、イエスにたびたび忠告していた。娼婦のマリアはイエスに心を寄せていた。大司教もキリストを処分しようとしていたところに、ユダはイエスの居場所を教え、見返りに銀貨を手にする。
 最後の晩餐のシーンでキリストは使徒たちにいう。あなたたちの一人がわたしを裏切ろうとしていると。そしてペテロに向かって、あなたは3度わたしのことを知らないというだろう、と告げる。
 イエスは捕らえられ、拷問された挙げ句、十字架にはりつけられる。。。

 このミュージカルの最大の面白さは、現代風に描かれている点でしょう。ロックのリズミカルな演奏とミュージカルが案外フィットします。最後の方でイエス・キリストが拷問され苦しんでいるのを大勢のマスメディアが撮影し、そんな光景の中でユダがイエスを揶揄する歌を軽快に歌っているシーンは相当刺激的です。 敬虔な信者から見れば史実への冒涜ということになるのかもしれませんが、エンターテイメントとしてだけ見れば大変楽しめる映像になっています。

主題歌“Superstar”の壮大なスケールの楽曲はとても素晴らしく、映像と合わせて見るとこみ上げてくるものがあります。