- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: DVD
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脚本家のベンスン(ウィリアム・ホールデン)は、パリのホテルの一室で脚本の執筆を頼まれていた。そこにやってきたのがタイピストのガブリエル(オードリー・ヘップバーン)がやってきた。
ベンスンは盗賊の映画のシナリオを口頭でガブリエルに伝え、ガブリエルはそれをタイピングする。そのストーリーは、盗賊とそれに迫る女性の話。女性は警察のスパイだったが、次第に心を惹かれていき、最後、2人で飛行機で脱出しようというときに盗賊は射殺されるというもの。
2人はこうした作業を通じて、我が身を投影させていき、ガブリエルはベンスンに心を寄せていく。そして、ガブリエルはこのシナリオのラストシーンを哀しく思い、ベンスンに抗議する。
シナリオが完成した翌日は革命記念日だった。ベンスンが目を覚ますとガブリエルの姿はなかった。ガブリエルは恋人とデートしていたのだが、ベンスンはデートの場に行き強引にガブリエルを奪っていく。2人はハッピーエンドを楽しんだのだった。。。
映画というフィクションの中で、さらにシナリオの世界と現実の世界が重なり合い、一つになっていくという3重の作品構成は大変斬新です。
とにかく、ヘップバーンの存在感の大きさに改めて驚かされます。彼女がスクリーンにいるだけで、涼しく清廉な風がスーッと吹き抜けていく、そんな存在です。
コミカルで大変楽しめる作品です。