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映画、書評、ジャズなど

Freddy Cole@COTTON CLUB、The Kevin Hays Trio@Body&Soul

 ジャズ・クラブの“はしご”など滅多にやることではありませんが、日曜日はそんな珍しい経験をした日でした。

 1件目はCOTTON CLUBのFreddy Coleです。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=383
 前回の来日は昨年の1月のこと。このときもCotton Club に足を運んだのですが、FREDDY COLE@COTTON CLUB - loisir-spaceの日記、Freddy Coleの醸し出すいかにもお兄さん譲りのエンターテイナーの雰囲気といい、その圧倒的な存在感といい、もう素晴らしかったので、今回も当然の成り行きで足を運んだ次第です。

 バンドのメンバーはおそらく前回と同じで、少し年を召したドラマーに、若手のベーシストとギターリストといった布陣です。

 前回も同様の感想を持ったのですが、Freddy Coleはその仕草ひとつひとつが全て芸術であり、あらゆる仕草が見る側を魅了するオーラを持っています。ピアノの演奏も、まるで体とピアノが一つの体をなしているかのような安定感があります。

 そして、そのバックでは、若いベーシストとギターリストが一生懸命プレーしており、彼らのソロを奏でている間Freddyは、それを父親のような視線で温かく見つめ、時折ピアノをちょんちょんといった手つきで弾いて合わせ、それがバンドの一体感を作り、何とも心地よい雰囲気を生み出しているのです。

 こういう類のジャズは絶対にはずれることがありません。今回のステージも心底満足感を味わうことができました。

 それから次に足を運んだのは、Body&SoulのThe Kevin Hays Trioです。
http://www.kevinhays.com/
 正直このバンドについての知識は全くなく、正に行き当たりばったりの鑑賞です。セカンドステージからの鑑賞でしたが、Kevin Haysの奥の深いピアノ演奏に圧倒されます。NYにはこんなレベルのプレイヤーがごろごろいるのだとすれば、NYジャズの層の厚さは凄まじいものでしょう。

 途中、トランペッターのEddie Hendersonが飛び入りで参加しました。Ediieは前日にあの天才少年ドラマーの大我君とBody&Soulで共演していたようですが、この日も別の場所の演奏を終えて駆けつけたようです。お得意のマイルス・デイヴィスを彷彿とさせる演奏をされ、特にRound Midnightの演奏にはしびれました。

 Freddy ColeとKevin Hays Trioという全く違ったタイプの2つのステージでしたが、どちらもジャズというひとくくりのジャンルで捉えられているというのは、ジャズの幅の広さの表れでしょう。文字通り贅沢な夜を満喫した日でした。