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「2046」★★★☆

2004年の香港映画で、ウォン・カーウァイ監督の作品です。恵比寿のガーデンシネマでリマスター版を上映していたのを鑑賞しました。トニー・レオン、チャン・ツィー、コン・リーなど、蒼々たるスターが出演しており、日本からもキムタクが出演して話題になりました。

 

主人公は香港の宿の2046号室で小説を執筆している。隣人の娼婦、日本から来たビジネスマンと恋に落ちる宿の娘が登場するSF小説だ。日本人は2046から戻ってくる列車の中でアンドロイドに恋をする。

 

とにかく、ストーリーは支離滅裂なのですが、さすがウォン・カーウァイ監督といった感じの独特な耽美的シーンの連続で、そこに豪華俳優陣が登場しているのを眺めるだけで、あっという間に2時間が過ぎていく感じです。

そういう意味で、この作品は映像美を楽しむべき作品といってもよいでしょう。

 

この作品を楽しめる人とそうでない人にくっきり分かれる作品だと思います。