1998年の作品です。ロバート・レッドフォードが監督と主演を務めています。
少女のグレースは友人と乗馬中に転倒し、トレーラーにひかれて、友人が亡くなるとともに、グレース自身も片足を失う。馬も重傷を負うが、グレースの母親のアニーは、馬を安楽死させることを認めなかった。しかし、その馬は、以前とすっかり性格が変わってしまい、暴れ馬となってしまっていた。
アニーは、娘を回復させるため、自らモンタナに住むホース・ウイスパラーのブッカーを探し出し、直接説得して、グレイスの馬の治療を引き受けてもらう。
グレイスとアニーはブッカーの下に泊まり込み、馬の治癒に専念する。そして、馬は徐々に回復し、グレイスにも笑顔が戻ってくる。そして、アニーはブッカーに惹かれていく。
あるとき、アニーの夫がモンタナを急に訪れ、アニーは戸惑う。
そして、馬が回復すると、アニーも馬と共にニューヨークに戻ることになる。ブッカーもアニーの心を悟っているが、アニーの判断に委ねた。
結局、アニーは後ろ髪をひかれながら、ニューヨークへ戻っていく。。。
ロバート・レッドフォードの演技がとても渋く、役柄に似合っています。また、ニューヨークで仕事中心の生活を送っていたアニーが、モンタナの自然に囲まれた生活とそんな環境をたくましく生きるブッカーに次第に心を寄せていく描写がとても自然で、共感できます。モンタナの自然の描写がとても美しく、映像美だけでも堪能できます。