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「武器よさらば」★★★☆

 

 ヘミングウェイ原作のあまりに有名な作品です。今回鑑賞したのは1932年のフランク・ボーゼージ監督のバージョンです。

米国人でありながらイタリア軍に参加しているヘンリー(ゲイリー・クーパー)は、戦場で食事中に負傷。それがきっかけでキャサリン(ヘレン・ヘイズ)と親密な仲になる。ヘンリーはすぐに前線に出るが、キャサリンはヘンリーとの子供を身ごもっていた。戦争に嫌気がさしていたヘンリーはキャサリンの下に戻ろうとするが、そこにキャサリンはいなかった。キャサリンを探してようやくたどり着いたが、キャサリンは既に危篤状態だった。。。

 

長編大作小説を79分に縮めれば、まぁこんな感じになるかなという感想です。前線での恋愛部分が中心で、時代背景を含めた描写という意味ではやや物足りなさも感じないわけではありません。

 

その後、1957年にチャールズ・ヴィダー監督のバージョンが公開されていますが、そちらも機会があれば見てみたいと思います。