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「イエスタデイ」★★★★


映画『イエスタデイ』予告

 

ファンタジーなラブストーリーです。

音楽活動をしていた若者が、全世界で同時に起こった停電の際に交通事故を起こし、目が覚めると、誰もビートルズを知らない世界になっていて、ビートルズの曲を演奏して、一躍スターに上り詰めるというストーリーです。

ストーリーだけ見ると、大したことがないのですが、ビートルズの曲がふんだんに演奏されるだけで、ビートルズファンとしてはたまらない作品です。

 

シンガーソングライターのジャックは、幼馴染のエリーにマネージャーをやってもらいながら、音楽活動を続けていたが、限界を感じて、引退を決断しようとするが、エリーは思いとどまらせる。そんなとき、全世界で停電が発生し、ジャックは交通事故に合う。しかし、目が覚めてみると、誰もがビートルズを知らない世界になっていることに気付く。

ジャックは、ビートルズの曲を演奏するだけで、感動される。やがて、世界的なミュージシャンに目を付けられ、スターダムへとのし上がっていく。

しかし、ジャックには、自分の演奏する曲を自分が作っていないことに、罪悪感を関いている。そして、何よりも、売れない頃にずっと支え続けてきてくれたエリーを置いて、ロサンゼルスに出ていったことに、後ろ髪をひかれていた。

故郷に久々に戻ったジャックに対し、エリーは、恋人ができたことを告げるが、ジャックはエリーを残して米国へと戻る。

さらに、ビートルズを知る人物が楽屋を訪ねてくる。彼らは、ジャックの曲がジャックの作品でないことを知っていた。ジャックは、売れずに演奏を退いていたジョン・レノンを訪ねる。そして、何が本当に幸せであるかを悟る。

こうして、ジャックは、一線から退いて、エリーと穏やかな日々を過ごすことを決断したのだった。。。

 

割とベタなラブストーリーではあるのですが、ビートルズの曲が散りばめられるだけで、たまらない魅力を醸し出します。ビートルズの楽曲の良さを改めて再認識させられます。

 

正月休みに何も考えずに観るにはうってつけの作品でした。