夜中だけ開店する盛り場の小さな居酒屋を舞台にした人間模様を描いた作品です。
パトロンを失った女性が若いサラリーマンを恋人にしたものの、遺産が入るとすぐに振ってしまったり、男に騙されて行き場を失った女性が食い逃げしたものの、謝罪しに戻ってくると店の手伝いを始めて、やがて常連の料亭の女将から料理人としてスカウトされたり、被災地のボランティアに勤しむ女性が現地の男から言い寄られたり、骨壺を置いていった客の話などなど。。。
様々な心温まるエピソードが深夜食堂で繰り広げられる。
小林薫演じるマスターの温かく寛大な目線がとても心を打ちます。
いかにも日本映画らしくて、淡々としてとても素敵な作品でした。