先日、ダイアナ・クラールの公演を鑑賞してきました。カナダ出身の女性ヴォーカリスト&ピアニストで、夫はエルヴィス・コステロです。
ジャズ・スタンダード曲を中心に選曲され、♪All or nothing at all, ♪Night and dayなど、とても聞きやすく、分かりやすい内容でした。
しっとりとした深みのあるヴォーカルが何とも言えない上質な雰囲気を醸成していました。女性ヴォーカリストで、あれだけ自然体で力まず無理をせずしっかりとした声で聴衆を魅了できる方は、なかなかいないと思います。正に天性の歌声なのでしょう。
それにしても、オーチャードホールをほぼいっぱいにするだけの集客力のあるジャズ・ミュージシャンはなかなかいません。本当はブルーノート東京くらいのスペースで聴けば、もう少し臨場感があったのかもしれません。
とても贅沢な夜でした。
ダイアナ・クラール | Diana Krall - UNIVERSAL MUSIC JAPAN