1986年の痛快なコメディ作品です。
サム・ストーンは、財産目当てで妻のバーバラと結婚したが、愛人がおり、バーバラの殺害を企てる。しかし、その直前に、妻バーバラは、サムにかつて自分が発案したファッションを盗用されたことを恨んでいるカップルに誘拐される。
サムは誘拐犯から身代金を要求されるが、妻が殺されることを内心望んでいるため、すぐさま警察に連絡し、犯人の要求にも積極的に応じない。
誘拐犯は身代金の額を引き下げてくるが、それでもサムはまともに対応しなかったが、そうこうしているうちに、サムに自作自演の嫌疑がかけられ、愛人がいたことも公になってしまう。
そんな中、バーバラと誘拐犯は次第に意気投合するようになる。そして、バーバラは逆に誘拐犯と結託して、サムから奪った金品を誘拐犯のカップルに渡るように仕組むのだった。。。
何ともナンセンスなコメディではありますが、比較的脚本がよくできていて、十分に楽しめる作品となっています。
驚くのは、サムの妻のバーバラを演じているベット・ミドラーです。
ベット・ミドラーといえば、どちらかといえば、歌手というイメージが強いのですが、1989年にビルボード・チャートで1位に輝いた代表曲♪Wind Beneath My Wingsで聴かせる美声は、この映画のキャラクターとは似ても似つかぬ印象です。
Bette midler wind beneath my wings Live #BetteMidler
観終わった後に清々しい気持ちになれます。