ヒッチコックの1976年の作品です。
霊能者の女ブランチが、富豪の女レインバードから、甥に財産を継がせるために探してほしいとの依頼を受ける。ブランチは付き合っている男ジョージと共に、息子の捜索を開始する。
他方、アダムソンはフランという女と組んで富豪を誘拐して宝石を強奪する。
ジョージは、かつてのレインバード家の運転手を辿って、レインバードの甥の墓があることが分かる。しかし、その墓には誰も埋まっていないことが分かる。本来死んでいるはずの甥だったのが、宝石を強奪したアダムソンだった。
アダムソンらは、ブランチを監禁するが、ジョージが駆けつけ、ブランチを救出する。逆にアダムソンらを閉じ込めたブランチらは、シャンデリアに隠されたダイヤを見つける。。。
ヒッチコックらしさは随所に出ていたものの、ヒッチコック作品としては、ストーリー的にやや面白みに欠けるかなぁ、というのが率直な印象です。
ただ、ブレーキが利かなくなった車で下りの坂道を暴走する場面は、さすがヒッチコックらしい演出でした。