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「アメイジング・スパイダーマン」★★★★

 

ご存知人気シリーズの2012年のリブート作品です。スパイダーマンというと何かチープな作品であるかのような先入観に囚われてしまいがちですが、本作は大人でもしっかりと楽しめる作品でした。

 

高校生のパーカーは、幼くして父親が失踪し、叔父の手によって育てられていた。パーカーは、父親が生物学者のコナーズ博士と共に研究をしていたことを知り、コナーズ博士のもとを訪れるが、そこで一匹の蜘蛛に首を噛まれ、とてつもない能力を手にすることになる。

コナーズ博士のもとでは、同じ高校に通うグウェンが実習をしており、パーカーはグウェンに思いを寄せていた。

パーカーはコナーズ博士に一つの数式を教えたことで、コナーズ博士は爬虫類の再生能力を活用した凄まじい薬品を開発に成功する。

パーカーは育ての親の叔父が殺害されたのを機に、手に入れた能力を使い、蜘蛛男のレオタードを着て、スパイダーマンとして悪党の退治を開始する。

グウェンの父親は警察幹部だったが、スパイダーマンを悪者と決めつけ、その逮捕を組織に命ずる。

そんな中、コナーズ博士は自らの体で薬品を試してしまい、凶暴な爬虫類に変身して、人々を恐怖に陥れた。パーカーは爬虫類と化したコナーズ博士に勇敢に対峙する。

グウェンの父親も亡くなる間際にようやくスパイダーマンが正義の味方であることを理解するが、パーカーに対し、グウェンに近づかないように言い残して絶命する。

スパイダーマンは無事爬虫類と化したコナーズ博士を退治した。。。

 

 

最後、グウェンの父親の遺言に従ってその葬式に顔を出さなかったパーカーに対し、グウェンが許しの笑みを浮かべるシーンが、何とも心地よい後味を残してくれています。

私はサム・ライミ監督による前シリーズを見ていないので、その比較はできませんが、極めて分かりやすいストーリーで、頭を使わわずに純粋に楽しめる作品であり、飛行機の中でボーっと見るにはうってつけの作品でした。