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映画、書評、ジャズなど

「ミッシング」★★★★

 

ミッシング [DVD]

ミッシング [DVD]

 

1982年の米国映画です。チリのクーデタで行方不明になった米国人の話で、実話を基にしたもののようです。

 

作家を志望するチャールズ・ホーマンは、妻のべスとともにチリに滞在していたが、そのときにクーデタが勃発する。チャールズの父親のエドワード・ホーマンが米国からすぐにチリに駆けつけ、べスと共にチャールズの捜索を開始する。

 

領事館のつてを使っていくうちに、エドワードとべスは、チャールズの失踪の背景には、米国が絡んでいるのではないかとの心証を抱くようになる。チャールズは、クーデタの当時、友人のテリーとともにビーニャという街を訪れていたのだが、そこでチャールズは米国から来ていた退役軍人らと知り合いになったのだが、彼らこそがクーデタに絡んでいる可能性が高かった。また、領事館サイドは、どこかに隠れているのだと主張するばかりだった。

当初、関係が険悪だったエドワードとべスも、領事館の対応に不信感を募らせていく一方で、徐々に心が通じ合うようになっていく。

結局、チャールズは殺害されていたことが判明したのだった。。。

 

 

チリクーデタに米国が関与しており、そこに首を突っ込みすぎた米国人ジャーナリストが拷問を受け処刑されることになった、というストーリーでこの映画は構成されています。

真相がどうだったかについて判断する知識は私にはありませんが、当時、CIAがチリの内政に中途半端に首を突っ込み、チリの政治の混迷を深めたことは事実のようですので、こうした事実があったとしても、納得はいきます。

 

大変見ごたえのある作品でした。