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映画、書評、ジャズなど

「マダム・イン・ニューヨーク」★★★★☆

映画

 

2年ほど前のインド映画です。ところどころに歌や踊りがしっかりと散りばめられ、観終わった後、とてもハッピーな気分になれるところは、さすがインド映画といった感じです。

 

インドで暮らすシャシは、夫と2人の子供と暮らす主婦。ビジネスマンの夫と2人の子供たちは、英語を上手に操るが、シャシはヒンドゥー語しかできない。

そんなシャシは、ニューヨークで暮らす姉から、姪の結婚式を手伝うよう求められ、家族よりも一足先にニューヨークに一人で向かうことに。英語が不自由であるため、ニューヨークのコーヒーショップでも冷たくされて落ち込む。そんな中、シャシはバスの広告で見かけた英会話スクールに勇気を持って入ることに。

英会話スクールには、様々な国から来た人々が集まっていた。シャシがコーヒーショップでうまく対応できなかったときに、やさしく声をかけてくれたフランス人のロランもその中にいた。

バラエティに富んだ仲間たちの中で、シャシの英語力は次第に伸びていく。家族もやがてニューヨークに到着するが、シャシは家族との時間よりも英会話の方を優先してしまうほどにはまっていた。

そんな中、ロランは次第にシャシに好意を寄せるようになる。シャシもロランに心惹かれるものの、家庭を持つ身として、ロランからの誘いを頑なに拒んでいた。

やがて英会話スクールの卒業が近づくが、卒業試験と姪の結婚式が重なることに気付く。シャシは姪の結婚式の準備の合間を縫って卒業試験を受けるつもりだったが、得意のお菓子を作った矢先に皿をひっくり返してしまい、結局試験を受けることができなかった。

姪の結婚式には、サプライズで英会話スクールのメンバーたちが参加することに。シャシはそこでたどたどしいながらも立派に英語のスピーチを披露したのだった。。。


映画『マダム・イン・ニューヨーク』予告編

 

見終わった後、とても清々しい気分になれる作品です。英会話スクールのメンバーたちのキャラクターがそれぞれとても魅力的で、シャシも最後はロランを振って家族の大切さを再認識するわけですが、苦手な英語が上達していく中で、自信を勝ち取り、家族から馬鹿にされてきたコンプレックスを克服し、家族の大切さを再認識していく過程が、とても上手に描かれているように思いました。

 

当初は日本で公開される予定がなかったものの、たまたま海外でこの作品を鑑賞した人が権利を買い付けたことで、公開が実現したとのこと。

 

ちなみに、主演のシュリ―デヴィは50歳だそうですが、この役柄を演じられる50歳は、なかなかいないと思います。