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映画、書評、ジャズなど

「テルマ&ルイーズ」★★★★☆

 

 リドリー・スコット監督のロードムービーです。女2人が家を飛び出して旅に出たものの、殺人事件の加害者として追われる身になる話です。

テルマとルイーズの2人の女性が、突如として車に乗って旅に出る。テルマには夫がいて、ルイーズにも恋人がいたものの、それぞれ断りなく出発する。

日常から逃避した人は解放的な気分に浸る。途中立ち寄った酒場でテルマは酔いが回り、声をかけられた男に襲われそうになる。激情したルイーズは、襲おうとしている男に発砲し射殺してしまう。

2人は車で逃走を開始する。途中のドライブインでヒッチハイカーJ・Dと出会い、テルマと仲良くなる。J・Dは過去に強盗をした経験があり、テルマがルイーズから預かったお金をJ・Dに盗まれてしまう。

テルマは罪滅ぼしに、商店に強盗に入る。防犯ビデオからテルマにはさらに強盗の罪が着せられる。

2人は警察にじわじわと追い詰められ、最後は断崖に追い込まれる。逃げ道を失った2人は、車のアクセルを踏み込んで、断崖に突っ込んでいったのだった。。。

 


テルマ&ルイーズ 劇場予告編

若き日のブラット・ピットがヒッチハイカー役で出演しているのが新鮮です。

日常からの解放を願って逃避行したばっかりに、殺人事件に巻き込まれ、最後は破滅的な死へと突っ込んでいってしまうという何とも刹那的なストーリーですが、日常生活からの逃避する2人の行動はある意味とても魅力的ですし、最後に死を選んだ2人の理不尽な判断はなぜかとても説得力があり、観ているうちにぐいぐい作品に引き込まれてしまいます。

 

誰しもが多かれ少なかれ現実逃避の願望を持っており、どうにでもなれ、という投げやりな気持ちになることがありますが、そんな潜在的な願望を具現化しているところに、この作品の魅力があるのではないかと思います。