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「地上(ここ)より永遠に」★★★★

 

 太平洋戦争が迫る時期の米軍を舞台にしたフレッド・ジネマン監督の作品です。

舞台は太平洋戦争開戦直前のホノルルの米軍基地。プルウィットはボクシングの腕を買われてボクシング部への入部を大尉から要請されたが、頑なにボクシングを拒む。ブルウィットはかつてボクシング中に友人を失明させてしまったのだった。このため、プルウィットは大尉から激しいしごきを受けることに。

ブルウィットの唯一の理解者はイタリア系のマギオだった。マギオは飲み屋で喧嘩を繰り返すなど素行に問題があった。あるとき、飲み屋でマギオが喧嘩を始めると、同じ隊のウォーデン軍曹が勇敢に仲介に入った。ブルウィットはウォーデンに敬意を感じる。ウォーデンは大尉の妻と逢瀬を繰り返していた。

プルウィットはクラブの女とアルマと親しい仲になる。アルマをクラブからたびたいb連れ出し、やがて結婚を申し込むが、アルマはなかなか応じない。

マギオはやがて素行不良で営倉係に転属となり、営倉係にいた喧嘩相手のファツオーに激しい虐待の末に命を落とす。

プルウィットはマギオの敵をとるためにファツオーと対決し、相手を殺害する。自らも大けがを負ったプルウィットはアルマの下に隠れて治療を受けていたが、やがて真珠湾攻撃で開戦となると、無理を押して軍隊に戻ろうとする。しかし、戻る途中に射殺された。。。。

 

この作品では、浜でべ逢瀬を楽しみ口づけを交わすシーンが印象的です


FROM HERE TO ETERNITY(1953) Original Theatrical Trailer

そして、フランク・シナトラがマギオ役で出演しており、アカデミー助演男優賞を受賞しています。

戦時下における緊迫した状況の中での切ないロマンスがうまく描かれた作品でした。