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映画、書評、ジャズなど

「トゥルー・ロマンス」★★★★☆

映画

トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版 [DVD]

トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版 [DVD]

トニー・スコット監督、クエンティン・タランティーノ脚本による1993年の作品です。タランティーノのバイオレンスのテイストが前面に出ている一方、切ないロマンスを描いた作品でもあります。

コミックブックを販売する店で働くクラレンスは、アラバマと映画館で出会い、そのまま仲睦まじくなり、一夜を過ごす。アラバマは実はクラレンスの上司の計らいで派遣されてきたコールガールだったが、二人は相思相愛の関係となる。クラレンスは、アラバマの衣服を取りに行くため、アラバマのヒモの男のところに赴き、もみ合いの中で相手を射殺する。そしてアラバマの衣服だと思って持ち帰ったバッグには、大量のコカインが詰め込まれていた。

二人は元警官のクラレンスの父親に事件捜査の状況を聞くために立ち寄り、そのままロスの友人のもとへ向かう。コカインを取り戻そうとするマフィアがクラレンスの父親のもとにやって来て、父親を殺害し、クラレンスの後を追う。

クラレンスは俳優の卵の友人のつてで、大物プロデューサーにコカインの売却を持ちかける。アラバマは追ってきたマフィアに襲われ怪我を負う。そしてコカインの取引を察知した警官とクラレンスの後を追ってきたマフィアとクラレンスは一堂に会し激しい打ち合いに。

クラレンスとアラバマは銃撃戦をかろうじて生き延び、子供と共に平和な暮らしを手にしたのだった。。。

激しいバイオレンスのあとの最後の平和なシーンがそれまでのバイオレンスを忘れさせ、ホッとさせてくれます。

それにしても、バイオレンスの演出は、タランティーノ色全開といったところです。冒頭の映画館のシーンでは、千葉真一が登場し、タランティーノの粋な演出が感じられます。

見終わったあとに心地よい疲労感が残るほど、ぐいぐいと引き込まれるいい作品でした。