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映画、書評、ジャズなど

「スリーパー」★★★★

映画

 ウディ・アレン監督の初期の方の作品です。

 マイルス(ウディ・アレン)は、胃潰瘍の手術をした際に意識が回復せず、そのまま冷凍保存され、200年後に解凍を施された。

 200年後の世界は、独裁者によって高度に管理された社会。マイルスはエイリアンだとして追われる身に。ロボットに変装して逃げたところ、ルナ(ダイアン・キートン)の家にたどりつく。ルナはマイルスのロボットの頭が気にくわず、頭をすげ替えられそうになり再び逃げる羽目に。

 マイルズはとうとう捕まり、未来社会の人間に洗脳されてしまう。革命を目論むルナたちは、マイルズの脳を再び元に戻す。そして、独裁者が死んだことをひた隠しにする政権が、独裁者の鼻からクローンを作ろうとする計画をぶち壊しにするため、建物に潜入する。そして、独裁者の鼻を盗み出すことに成功。

 マイルズとルナは最後キスをして愛を確かめるのだった。。。

 ウディ・アレン監督らしいウイットが炸裂している感じの作品です。ジャズ・プレイヤーとして売れず健康食品店を経営していたというマイルズのキャラクター設定がいかにもウディ・アレンらしいところです。

 社会主義的独裁社会という未来社会の描き方は、いかにも冷戦下の時代背景の反映といった感じです。いかにも、ジョージ・オーウェルの『1984』で描かれた世界をコメディ風に再現したような感じでもあります。

 ウディ・アレン自身の演技力にも感心しました。