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映画、書評、ジャズなど

「ガルシアの首」★★★★

映画

 

ガルシアの首 [DVD]
 

サム・ペキンパー監督による1974年の作品です。袋に入れられたガルシアの首をハエにたかられながら持ち歩くという何ともグロテスクな設定のバイオレンス作品です。

 

メキシコの富豪の娘が妊娠したことが分かり、父親は激怒。娘を孕ませたガルシアという男を捕らえた者に賞金を出すことになる。ガルシアの死体でも賞金は支払われるという。

早速、富豪の部下はメキシコシティに飛び、ガルシアの行方を知る者を探し回る。とあるバーのピアニストのベニーは、ガルシアが自分の女エリータと一緒にいたことを知る。ベニーはエリータを問いただすと、ガルシアは既に交通事故で死んでいるとのこと。

ベニーは富豪の部下のもとを訪れ、金銭交渉を行う。ベニーはエリータと共にガルシアの死体が埋められている墓場に向かう。途中、ヒッピーの男にエリータが襲われた際、ベニーは容赦なくヒッピーを殺害した。

ようやく墓場にたどり着くと、ベニーとエリータはガルシアの死体を掘り始める。しかし、そのとき、何者かに殴られ、ベニーは気絶する。意識が戻ると、エリーは横で死んでおり、ガルシアの首は既に持ち去られていた。

ベニーは車で後を追い、首を持ち去った男たちを射殺して、ガルシアの首を強奪する。ガルシアの親類たちがベニーを待ち伏せして、ガルシアの首を取り戻そうとするが、そこに、富豪の部下の男たちが駆けつけ、ガルシアの親類たちを射殺する。ベニーは男たちを射殺し、首を持ったまま市内に戻る。

ベニーはガルシアの首を持ってホテルで待つ男たちのもとへ向かうが、そこで男たちを射殺する。その後、ガルシアの首を持ったまま富豪のもとへ向かう。富豪の娘は既に子供を産んでおり、お祝いが催されていた。ベニーはガルシアの首を富豪に渡し現金を受け取ったが、その直後に富豪を射殺する。そして、ベニーも追われて射殺された。。。


Trailer: Bring Me the Head of Alfredo Garcia - 1974 ...

 

ベニーが富豪を射殺しようとするとき、その娘がベニーに対して冷静に父親の殺害を促している場面は、とてもおそろしく印象的です。

 

ベニーは当初、金目当てでガルシアの首を求めていたわけですが、次第にガルシアに共感を寄せていく様子がうかがえます。この辺の心の動きが繊細に描かれているところが、この作品の一番の魅力のように思います。

 

サム・ペキンパー監督の作品は初めて見ましたが、奥が深い作品でした。