読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
映画、書評、ジャズなど

「ビッグ・フィッシュ」★★★★☆

 ティム・バートン監督の2003年の作品です。

 ウィル・ブルームの父親エドワード・ブルームは、現実と虚構が混在した壮大な話をするのが好きだった。ウィルの結婚式でも、巨大な魚にまつわる話を延々披露してしまい、息子から主役を奪ってしまう有様で、そのことが原因で親子は疎遠となる。

 そんなとき、父親のエドワードが倒れたとの知らせが。ウィルは病床に駆けつける。そこでウィルは妻と共にエドワードの話を聞いたのだった。

 エドワードの話によれば、エドワードはかつて田舎町に突如として現れた大男と連れだって都会へ向かったが、その道中にファンタジーな町に立ち寄り、その町が寂れるとその土地を買い取って活性化させたとのことだった。

 こうして真実か虚偽か分からないような話が続くのだが、エドワードが亡くなったとき、そこにはエドワードの話で登場してきた数々の人物が集まっていた。こうした人たちに見守られ、エドワードは巨大魚となって水の中に泳いでいく。。。

 ティム・バートン監督のファンタジー映像は、いつ観ても、観る人を幸せな気持ちにさせてくれます。そして、この作品は「ビッグ・フィッシュ」の話をたびたびしていたエドワードが、最後に自らが「ビッグ・フィッシュ」となって水に帰っていくというストーリーが秀逸です。

 映画という媒体がこうしたファンタジーの描写に最適であることをしみじみと感じさせる作品でした。