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映画、書評、ジャズなど

「ピアニストを撃て」★★★★

ピアニストを撃て〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選5〕 [DVD]

ピアニストを撃て〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選5〕 [DVD]

 フランソワ・トリュフォー監督の作品です。

 小さなカフェバーでピアノを弾いているシャルリーのところに、兄弟のシコが何者かに追われて逃げ込んできた。2人組の追っ手はシャルリーもつけ回す。カフェバーの給仕レナはシャルリーに心を寄せていた。シャルリーは実はかつてはサロヤンという有名なピアニストであったが、彼が興行に成功した背景には、妻が興行主から体を求められたことがあった。そのことを妻は彼に打ち明けたが、サロヤンは妻を許さず、妻は飛び降り自殺した。

 この事件を契機にサロヤンはシャルリーとしてひっそりと生きていた。そしてレナはシャルリーに対して、もう一度サロヤンの時代のような輝きを取り戻すことを促す。

 しかし、また事件が起こる。シャルリーは追っ手に居所を教えたことでカフェバーの店主と揉み合いになり、首を絞められたために包丁で刺してしまう。

 レナはシャルリーを兄弟のシコらが隠れている隠れ家まで連れて行く。追っ手もやってきて撃ち合いが起こるが、その中でレナが撃たれて命を落とす。

 シャルリーはその後もカフェバーでピアニストとして働くことになる。。。


 ヌーベルバーグ作品にしては分かりやすいストーリーの作品です。失意の中でひっそりと生き、一騒動の後に再びひっそりとした生活に戻ることになるというのシャルリーの人生がとても切なく感じます。