久々の六本木アルフィーで、久々のトーマス・エンコです。トーマス・エンコ(p) 鳥越啓介(b) 仙波清彦(per)といったラインナップでした。
トーマス・エンコといえば、フランスの若手ピアニストで、とてもセンスのある演奏が印象的です。最初に彼の演奏を聴いたのは、4年前、フランスのパリの「SUNSET/SUNSIDE」というライブハウスでした。当時、アルバムでは演奏を聴いていたのですが、フランスらしい繊細なジャズピアノにとても惹かれ、出張の夜に足を運びました。
2回目は、2年前の金沢ジャズストリートでの演奏でしたが、このときも、とてもリリカルな演奏が印象的でした。
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狭い店内に響き渡るトーマス・エンコのピアノは、一つの“トーマス・エンコ・ワールド”を形成しており、アップテンポな曲からリリカルなしんみりした曲まで幅広い演奏スタイルで満員の聴衆を魅了していました。この若さでこれだけ人を惹きつける演奏ができるのは、さすがです。そして、アンコールは♪シェルブールの雨傘。リリカルなアレンジで素晴らしい余韻を残してくれました。
ちなみに、本日のトリオの残り2人の方々の演奏も大変素晴らしく、3人の息がぴったり合ったライブでした。
トーマス・エンコは本日の夜中の便でパリに戻るとのことでした。また頻繁に来日してくれることを切に願います。