- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/08/27
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ヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)の2人の若い女性は、バルセロナにバカンスにやってきた。大の親友であるが、2人の恋愛観は全く異なっており、既に将来安泰の婚約者がいてカタロニアを研究するヴィッキーに対して、クリスティーナは危険な恋を求めるタイプだった。
2人はひょんなことで画家のファン・アントニオ(ハビエル・バルデム)を知ることとなった。アントニオは恋人と壮絶な喧嘩の末に別れたという話しだった。レストランでアントニオは2人に声をかけ、飛行機でオビエドという土地に旅行に行こうと誘ってきたのに対し、ヴィッキーは頑なに拒否するが、クリスティーナは興味を示し、結局3人でオビエドに旅行に出かけた。
滞在するホテルでクリスティーナはアントニオの誘いに応じ、ベッドを共にしようとするが、その矢先にクリスティーナは気分が悪くなってしまった。クリスティーナが寝込んでいる間にアントニオとヴィッキーは観光名所を巡り、アントニオの父親にも会うことになる。そうしているうちにヴィッキーはアントニオに惹かれていき、2人はセックスをすることになる。
やがてバルセロナに戻った3人であったが、クリスティーナとアントニオは同棲を始める。他方、アントニオと一夜を共にしたヴィッキーは、アントニオのことが忘れられないでいたが、婚約者から気持ちが離れていっているものの、結婚へと進んでいく。
順調に同棲生活を続けるクリスティーナとアントニオだったが、あるときアントニオの元彼女のマリア・エレーナ(ペネロス・クルス)が2人の生活に割り込んでくることになった。3人は共同生活を始めたが、3人は互いに愛し合う関係になっていった。やがて、クリスティーナは離れていき、残された2人も関係がぎくしゃくして別れていく。
一夜を共にしたヴィッキーとアントニオは再び再会するが、2人が恋に落ちようとしたとき、銃を持ったマリア・エレーナが割って入る。その銃によってヴィッキーは手に怪我を負う。
ヴィッキーとクリスティーナはバルセロナを去り、ニューヨークに戻っていく。2人はまた振り出しに戻ったのだった。。。
スペインを舞台にしており、ガウディなどによる芸術作品が多数映し出されるなど、映像として大変素敵な作品でした。
また、バックに流れるスパニッシュ・ギターの音色も素晴らしく、コミカルさと哀愁が巨損した不思議な雰囲気を醸成しています。 NHK衛星放送の映画放映にしては珍しく日本語吹き替えバージョンでした。特にナレーションが独特な声で、元の声はどんな感じだったのだろうかと思ってしまいましたが、それはそれで独特のコミカルな雰囲気が醸し出されていて良かったような気がします。
さすがウディ・アレン監督だけあって、コメディ映画のツボはきっちりと押さえた作品でした。