先日、大西順子(pf)、井上陽介(b)、クインシー・デイヴィス(ds)のトリオのライブがありましたので、足を運びました。大西順子さんのライブは初めてですが、現在進行している国内ツアーを最後にプロ演奏家としての活動から引退されるとのことでしたので、大いに関心を持って聴きに行きました。
さすが日本のジャズ界の最前線で常に活躍されてきたピアニストだけあって、演奏は大変素晴らしいものでした。Monkのこじんまりとした空間の中でのダイナミックなトリオの演奏は、ライブハウス全体に独特の空気を醸成しており、とても心地よい時間が流れました。
♪The Threepenny Operaなどのオリジナル曲を中心に、Chrles Mingusの♪Meditations for a Pair of Wire Cuttersやアンコールの♪How High The Moonなどのスタンダード曲も織り交ぜ、選曲も素晴らしく、さすが超一流のステージです。ベースの井上さんやドラムのクインシー・デイヴィスとの相性もピッタリ合ってました。
初めて演奏を聴いたばかりにもかかわらず、プロ演奏家としての活動から引退というのはとても残念です。
またいつかライブで聴いてみたい、そんな気持ちにさせられた充実したライブでした。