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映画、書評、ジャズなど

「シカゴ」★★★★☆

映画

シカゴ スペシャルエディション [DVD]

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 最近、米倉涼子のブロードウェイ公演で話題となっているミュージカルの映画版です。1920年代のジャズエイジと呼ばれた頃のアメリカを舞台にした作品です。

 ロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)は、ヴォードヴィルのスターになることを夢見る人妻だったが、ショーのマネージャーに紹介してくれるという愛人の嘘に騙されていたことが分かると、その愛人を射殺した。

 刑務所にぶち込まれたロキシーだったが、敏腕弁護士のビリー・フリン(リチャード・ギア)の助けを得て、キュートで憐れな殺人犯という触れ込みでマスコミに売り込みを図り、見事陪審員の同情を買って無罪を勝ち取った。

 しかしながら、マスコミの注目もすぐに浴びなくなり、ロキシーは同じときに刑務所で入っていたヴェルマ・ケリー(キャサリン・セダ・ジョーンズ)と組むことに。。


 ジャズエイジと呼ばれた当時のアメリカ社会のごちゃごちゃした華やかな喧噪が良く現れている作品です。現実と空想がダブったような場面が頻繁に出てくるのですが、それがスターを夢見るロキシーの願望がうまく表現されていて、巧妙なつくりとなっています。

 冒頭の♪All That Jazz艶めかしいダンスでグッと引き込まれてしまいます。 最後ロキシーとヴェルマの2人が観衆の喝采の中で見せるダンスも大変ハッピーな気持ちにさせてくれます。 刑務所の中でいがみ合っていた2人が、スターダムにのし上がるという共通の目的のために心がピッとつながる瞬間、何とも言えない痛快さを覚えます。

 リチャード・ギアのスマートな弁護士もピッタリはまっています。

 こういう作品はやはりハリウッドにしか作れないでしょう。