- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2011/07/27
- メディア: DVD
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エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、フランスの警察に監視されながらカフェに現れる。そこで一通の手紙が届けられる。差出人のアレクサンダー・ピアーズは、国際指名手配されていた。エリーズはアレクサンダーの恋人だったために監視されていたのだった。届けられた手紙には、リヨン駅から列車に乗って、アレクサンダーの体型に似た男を探すよう書かれていた。
列車に乗ったエリーズはアレクサンダーの体型に似た米国人の数学教師で単なる旅行者のフランク(ジョニー・デップ)に声をかける。突然声をかけられたフランクはとまどっている。2人はヴェネチアで降りるが、エリーズはアレクサンダーを高級ホテルに誘う。
捜査当局は当初フランクがアレクサンダーだと信じていた。そしてその情報は、アレクサンダーに借金を踏み倒されたマフィアの耳にも伝わり、マフィアはヴェネチアに向かった。
マフィアはヴェネチアのホテルに踏み込み、フランクはヴェネチアの街を逃走し、エリーズがフランクを助けた。
その晩エリーズはヴェネチアの舞踏会の場に招待され、そこで恋人のアレクサンダーと落ち合う予定だったが、そこにタキシードを着たフランクが現れた。エリーズはアレクサンダーから手紙を渡され、とある邸宅に向かう。そこで待ちかまえていたのはマフィアの一団だった。
マフィアはエリーズに対し、アレクサンダーに持ち逃げされたお金を返すように求める。エリーズは命の危険に晒される。警察もその場面を監視していたが、その場にアレクサンダーが現れるまで介入を躊躇する。そこに現れたのがフランクだった。警察もようやく介入を決断し、マフィアを殺害する。
エリーズとフランクは2人で逃避行するが、そこで明らかになったのは、フランクこそがアレクサンダーだったという事実であった。。。
アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップという大スターの競演。場所もヴェネチアで、作品の中でもヴェネチアの街の美しい魅力がふんだんに映像化されていました。
しかしながら、ストーリー展開はあまりにおそまつ。最後のどんでん返しについては「ハァ〜ッ??」という言葉しか出てきません。作品全体を振り返ってみても、フランクがアレクサンダー本人であるということにつながる伏線もなく、意外性から来る感動が全く湧いてこないのです。フランクがアレクサンダー本人だというオチにするのであれば、作品全体を振り返ったときに「あれが伏線だったのか!」と思わせるような場面を盛り込んでおくことが必要でしょうが、それが全くありません。正直「なんじゃそりゃ??」という思いしか湧いてきませんでした。
超一流の俳優人と魅力的な舞台が用意されても、ストーリーが駄目だとここまでがっかりさせられるのか、ということをつくづく感じさせられる作品でした。