- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: DVD
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小児精神科医のマルコム(ブルース・ウィルス)は、かつて治療しようとしたがうまくいかなかった男ヴィンセントに自宅で撃たれる。
その後、場面は翌秋へ。マルコムは死者が見えるという子供のコールと出会い、かつてヴィンセントの治療に失敗した苦い経験から、何とかコールを治療しようと心に誓う。コールは死者が見えるが、死者は自分が死んでいることに気付かず、コールに何かを訴えようとするのだった。コールの母はそんなコールのことが信じられず、手を焼いていた。
マルコムはヴィンセントに撃たれて以来、妻アンナとのコミュニケーションが閉ざされてしまっていた。ある日、マルコムは寝ているアンナに対して話しかけたが、アンナはマルコムが亡くなってしまったことを悲しむ言葉を発した。つまり、マルコムはヴィンセントに撃たれた時点で死んでおり、死者としてコールと接していたのだった。。。
最後のストーリー展開はあまりにも意表を突かれます。そしてあまりに切ない思いにかられてしまいます。こんな実際にはあり得ないけどあり得そうなシチュエーションを表現できるのは、映画ならではであり、これこそ映画の醍醐味といえるかもしれません。
こういうストーリーは得てして矛盾が露呈してしまうものですが、この作品には矛盾らしきものが見当たらず、極めて違和感なく最後の展開にこぎ着けるところがさすがといった感じです。