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映画、書評、ジャズなど

渡辺貞夫@MONK

ジャズ

 松山で渡辺貞夫さんのライブがありました。MONKという松山では有名なライブハウスですが、おそらく100人程度が収容できるほどのこじんまりとしたライブハウスです。間近で渡辺貞夫さんの演奏が見られる機会は東京でもあまりありませんので、この日はもちろんライブに足を運ぶことにしました。

 メンバーは渡辺貞夫(as,fl) 小野塚 晃(pf) 納 浩一(b) 石川雅春(ds)ンジャセ・ニャン(per) といった面々でした。各人の技術レベルが非常に高いグループです。「ベイシーズ・アット・ナイト」というアルバムと同じメンバーです。

ベイシーズ・アット・ナイト

ベイシーズ・アット・ナイト

 19:30開演で2ステージ、間に10分程度の休憩を挟むだけで、ほぼ2時間半ぶっ続けのステージでした。

 渡辺貞夫さんのステージは、これまでも東京のブルーノートで何度か鑑賞しましたが、いつも感じるのは、常にチャレンジし続けている前向きな姿勢です。自分よりも圧倒的に若いメンバーを従え、スピーディーなライブを展開します。知名度に安住せず、決して手を抜かないステージは正真正銘のプロと言えます。余計なしゃべりも一切せず、俺の音楽を聴いてくれれば分かる、といったような自信と気迫が伝わってきます。選曲も聴衆が楽しめるようなものとなっており、エンターテイメント精神に溢れています。

 今回のステージでは数々の新曲を披露してくれましたが、東日本大震災の様子をテレビで見ているときのもどかしさを表現した♪What I Should というバラード曲はとても素晴らしかったです。

 ピアノの小野塚晃さんの演奏にも大変興奮させられました。

 ライブを見終わった後、過去のアルバムをいくつか聴き直してみましたが、実に幅広いジャンルの音楽を取り上げてきたことに改めて感心させられました。バークリー音楽院から帰国後、世界各国の音楽を取り上げ続けたわけですが、そのチャレンジ精神がいまだに全く衰えていません。

 こういうステージを多くのミュージシャンたちがしっかりと見ておくべきでしょう。

 とても充実した至福の時間を過ごすことができました。