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日比谷のシャンテ・シネで上映されているゴダール監督の作品です。
3つの楽章から成っており、地中海の客船、フランスの片田舎、それから世界の様々な都市を転々とするなど、舞台が目まぐるしく変化していきます。
ヌーヴェルバーグの旗手らしく、ストーリーはほとんど重視されておらず、ゴダール監督の精神世界が次から次へと断片的につなぎ合わさっているといった印象です。
私はこの作品については、あまり語ることができません。ゴダール監督の相性というのもあるのかもしれませんが、この作品をどう見たらよいのか?結局理解できませんでしたし、見ていて心地よさを感じることもできませんでした。
『勝手にしやがれ』を見たときもどこかピンときませんでしたが、こういう作品はゴダール監督作品をつぶさに鑑賞しているいわばゴダール・マニアにならないと、なかなか理解できないような気がしました。