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映画、書評、ジャズなど

大我@六本木Alfie

ジャズ

 火曜日の夜は六本木Alfieに足を運びました。本日の主役は、年齢10歳にして世界を股にかけた活動を展開するドラマーの大我です。辻佳孝(p) 出宮寛之(b)に加えて鈴木央紹(sax)をfeatureした形です。一見あどけない子供なのですが、一旦スティックを手にするや、もはや大人の一流ドラマーでもかなわないダイナミックで正確な演奏を繰り広げます。これは確かに天才です。

 演奏した曲は、ジャズのスタンダード以外のユニークなものが多く、「見上げてごらん夜の星を」ベートーベンの「悲愴」、「仰げば尊し」、「禁じられた遊び」などが演奏されましたが、ジャズ風のアレンジはなかなかのものでした。一番印象的だったのは、ラヴェルの「ボレロ」から「Caravan」に移行し、エンディングは再び「ボレロ」に戻るという曲です。大我君は先日スペイン公演に行かれたそうで、そのときに用意した曲なのだそうですが、斬新でとてもよかったです。「Caravan」の大我君のドラムの正確さには心底感心してしまいました。

 大我君はMCもしっかりしていて、海外ツアーの経験を上手に話していました。アメリカではアート・ブレイキーの娘さんにやソニー・ロリンズに会ったりもしているそうで、一番感動したのは、エルビン・ジョーンズの奥様がライブを聴きに来て、さらに大我君を自宅に招待してもてなしてくれたことなのだそうです(Wilipediaで見たらエルビンの奥様ケイコさんは日本人のようです。)。幼くしてこれだけの感動を味わえるのは羨ましい限りです。

 是非もっと日本のジャズシーンでの活動を増やして、日本のジャズファンの底上げに貢献してほしいものです。

 また、今回のライブではやはり鈴木央紹のSAXが光っていました。Body&Soulで2回ほど演奏を聴いたことがあり、鼻にすーっと抜けるような心地よい音色の虜になっているのですが、今回のライブでも実に素晴らしい演奏を聴かせてくれました。特に「禁じられた遊び」のアレンジは秀逸でした。