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映画、書評、ジャズなど

「ゴッドファーザー」★★★★☆

映画

ゴッドファーザー PartI <デジタル・リストア版> [DVD]

ゴッドファーザー PartI <デジタル・リストア版> [DVD]

 1972年に製作された名画中の名画ですね。これまでも何度か鑑賞してきましたが、このたびNHK衛星放送で放映されていたので、改めて見てみたのですが、マフィアの世界を通じて、家族の絆を巡る葛藤が非常に繊細に描かれた作品であることを実感しました。

 イタリアのシチリアを出身とするアメリカのマフィアのドン、コルレオーネ(マーロン・ブランド)は、義理堅く、家族の絆を非常に重視する人物だった。彼は息子たちの中でもとりわけマイケル(アル・パチーノ)に目をかけていたのだが、彼は兄弟たちの中でももっともマフィアの世界から距離を置いていた。

 ある日、コルレオーネ家に、他のマフィアのソロッツオから麻薬取引の誘いが持ち込まれたが、ドンはこの提案を拒否。それが原因となって、ドンは狙撃されたのだが、かろうじて一命は取り留めた。

 この事件がきっかけとなって、マフィア間で抗争が勃発し、双方の親族が殺される。マイケルも復讐として、ソロッツオとマフィアと接点のある警察官を殺害し、遠い場所へ逃亡することになった。

 マイケルは逃亡先で地元の女と結婚までしたが、再びアメリカに戻り、ドンの跡を継いでマフィアを仕切ることとなる。マフィアのボスとなったマイケルは、冷酷にその職責をこなしていく。自分の妹の婿が対立するマフィアと接点があったと知ると、その子どもの名付け親になっていたにもかかわらず、冷酷に殺害する。対立するマフィアのボスたちも次々と暗殺していく。こうして、マイケルは正真正銘のマフィアのボスになった・・・。

 このシリーズの第一作の最大の見所は、やはり義理人情に溢れるものの他方では極めて冷酷なマーロン・ブランドのかっこよさでしょう。義理人情とは何たるかが、マフィアの世界を描くことによって、もの凄くストレートなメッセージとして伝わってくるのです。自分を信頼して頼ってきたやつには施してあげるものの、裏切ったやつは殺す、このわかりやすさがマフィア映画の特徴と言えるかもしれません。

 この映画、過去に見たときのうっすらとした記憶によれば、確かパート2がより面白かったのではなかったかと思います。NHK衛星放送で今度はパート2を放映するらしいので、こちらの方も楽しみにしたいと思います。