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映画、書評、ジャズなど

David Benoit@COTTON CLUB

ジャズ

http://www.benoit.com/
 今日は急遽、コットンクラブのデヴィッド・ベノワのライブを聴きに行くことにしました。

 これがまた大変素晴らしいライブでした。観客を感動させるエンターテイメント力、ウィットに富んだトーク、そして鍵盤を自由に操る華麗な指裁き、どれをとってもこれこそ一流のライブといった内容でした。パンチの効いたフュージョン系の演奏からしっとりとしたジャズの演奏まで、実に幅の広いスタイルで楽しませてくれました。


 演奏された楽曲は昨年末に録音されたアルバム「HEROES」からのものが多かったです。このアルバムは、ベノワが影響を受けたアーティストをカバーしたもので、マイケル・ジャクソンビートルズビル・エバンスデイヴ・ブルーベックといった実に多様な顔ぶれをカバーしたものとなっています。

 ライブでも、マイケル・ジャクソンの「Human Nature」、オスカー・ピーターソンの「You Look Good To Me」、ビル・エバンスの「Waltz For Debbie」など知られた曲が次から次へと繰り出されました。

 中でもとりわけ印象的だったのは、デイヴ・ブルーベックに捧げられた「トルコ風ブルー・ロンド」です。神経症的に繰り返されるピアノのフレーズが独特の幻想的な雰囲気を醸し出しており、ここが東京のど真ん中であることを忘れさせてくれました。

 最後、アンコールは2回登場してくれたり、観客のリクエストに応えて気さくに演奏するなど、とにかく観客を楽しませることに全精力を注いでいる姿勢がじんじんと伝わってきます。椅子から転げ落ちるのではないかと思うくらい派手なピアノの演奏も、そんなエンターテイメントの姿勢の表れでしょう。

 ライブに行かれない方も、アルバム「Heroes」は是非聴いてみてください。

Heroes

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