読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
映画、書評、ジャズなど

"No Name Horses" directed by Makoto Ozone@BLUE NOTE TOKYO

http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=161
 ブルーノート東京で7夜連続で開催されている小曽根真率いる"No Name Horses"のステージを聴いてきました。

 この"No Name Horses"というのは、かつて小曽根真さんが伊藤君子さんをプロデュースしたときに集まったメンバーなのだそうです。もともと小曽根さんはビッグバンドを率いるということは全く予定していなかったそうですが、このときに集まったメンバーの音楽が素晴らしかったことから、小曽根さんがメンバーの皆さんに続けませんかと声をかけたことから始まったものだとのことです。一流のジャズ・ミュージシャンが集うバンドだけあって、聴き応え十分のステージでした。

 そして何と言っても、小曽根真さんの才能に酔いしれてしまいました。小曽根さんを形容するには、やはり<天才>という言葉しか見当たりません。ピアノ演奏もさることながら、バンドをまとめるカリスマ性、絶妙なトーク、ステージのどの部分を切り取っても、その才能がほとばしっているのが感じ取れます。

 選曲は、先日発売されたばかりの"No Name Horses"のアルバム「No Name Horses Ⅱ」からが中心でしたが、トランペット×4、トロンボーン×3、サックス×5という構成のホーンの演奏の迫力は素晴らしいものでした。

 ドラマの主題歌として使われた曲「My Tomorrow」は小曽根さんとサックスの池田篤さんの2人での演奏でしたが、場内が静まりかえる中でのしっとりした演奏は幻想的で、最高のプレイでした。

 アンコールは、野村不動産「プラウド」のCMソングとしてNo Name Horeseが手がけたガーシュウィンの「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」。唯一のスタンダード・ナンバーですが、小曽根さんがガーシュウィンの楽曲の中でも特に大好きな曲のようで、アンコールにふさわしい最高の演奏でした。

 小曽根さんという方は、昨今世界的に活躍している若手のミュージシャンの中でも、その才能はおそらくずば抜けているような感じを受けました。

 今回のステージを見て、小曽根真さんの才能に心の底から惚れ込んでしまった感じです。今後の活動に要注目です。