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前田憲男ジャズフィエスタ@東京オペラシティ

http://www.min-on.or.jp/cgi-bin/data.cgi?id=7584
 東京オペラシティで開催されたライブを鑑賞してきました。

 日本のジャズの最長老の1人である前田憲男が大勢のジャズ・ミュージシャンを率いての企画です。今をときめくアーティストから、キャリアの長いベテラン、そして将来を嘱望される若手アーティストまでが一堂に会した贅沢なライブでした。

 前田憲男は1934年生まれの73歳。全く年を感じさせない華麗なピアノ演奏には感服してしまいました。そして、スペシャル・ゲストとして登場した国府弘子のピアノ演奏は、余裕たっぷりの貫禄があり、とりわけ光っていました。

 それはともかく、このライブでは若手ミュージシャンたちの伸び伸びとした演奏が光っており、これからの日本のジャズ界に大いに期待を持たせるものでした。

 日本人離れした女性ヴォーカルのShihoとベテラン・ギターリストの横田明紀男のコンビであるFried Pride、お洒落な風貌で華麗なテクニックを披露するギタリストの小沼ようすけ、小柄な体からパワフルなトランペットの音色を繰り出す市原ひかり、体の余分な力を抜いた緩さをもって「SMILE」を歌っていた新人女性ヴォーカリストのnoonらが溌剌とした演奏を展開していました。

 中でも私が注目したのは、フルートのMiyaです。日本人の父親とイギリス人の母親の間に生まれたハーフの美貌から、アグレッシブなジャズ・フルートの音色を奏でていました。ジャズ・フルートを聴いたのは初めてでしたが、他の金管楽器に負けない迫力を持っていました。要注目です。

 早速私は、次の2枚のアルバムをAmazon.co.jpで購入してしまいました。

Miya's Book; Music For Seven Days

Miya's Book; Music For Seven Days

ミュージックリーム

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