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映画、書評、ジャズなど

マリオ・ビオンディ・アンド・ザ・ハイ・ファイヴ・クインテット@BLUE NOTE TOKYO

 今回はジャズ・ライブを見てきた報告です。

ハンドフル・オブ・ソウル

ハンドフル・オブ・ソウル

 先週末の土曜日、「BLUE NOTE TOKYO」でマリオ・ビオンディというイタリア人ボーカリストのジャズを堪能してきました。
BLUE NOTE TOKYO MARIO BIONDI & THE HIGH FIVE QUINTET

 「BLUE NOTE TOKYO」は今回初めて訪れたのですが、圧倒的なゴージャス感を誇る立派なジャズライブハウスです。

 マリオ・ビオンディは、イタリアのシシリー島生まれの36歳の男性ボーカリストで、今回が初めての来日です。2メートルの長身から繰り出すボーカルの迫力は凄まじいものがありました。

 ライブは最初、ボーカルのマリオ抜きで、ファブリッツィオ・ボッソ(トランペット)、ダニエレ・スカナビエコ(サックス)、ルカ・マンヌッツァ(ピアノ)、ピエトロ・チャンカリーニ(ベース)、ロレンツォ・トゥッチ(ドラムス)の演奏によって始まりました。

 トランペットのファブリッツィオ・ボッソは若手の実力派で、今回のライブでもその淡々とした演奏は光っていました。また、案外目立たないところでは、ピアノのルカ・マンヌッツァの高音域を自在に操りながらの正確な演奏が素晴らしいものでした。

ニュー・シネマ・パラダイス

ニュー・シネマ・パラダイス

  • アーティスト: ファブリッツィオ・ボッソ,セルジオ・カマリエレ,ダイアン・リーヴス,セルジョ・カンマリエーレ,ピエトロ・ルッス,ステファノ・ジ・バッティスタ,ベーボ・フェッラ,ルカ・ブルガレッリ,ロレンツォ・ツゥッチ,ブルーノ・マルコッツィ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/30
  • メディア: CD
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 主役のマリオ・ビオンディ抜きでもクインテットは十分まとまりのある素晴らしい演奏を聴かせており、マリオがどんな顔をして登場してくるのかと思っていたら、長身のマリオが登場すると会場の雰囲気は一転、それまでコンパクトにまとまっていた演奏は悉くぶち壊され、会場は“マリオ・ワールド”に変わってしまいました。その破壊力に脱帽です。

 迫力あるボイスで大音量のトランペットとの掛け合いを演じたかと思えば、バカラックの「クロース・トゥ・ユー」では甘い声で聴衆を魅了する、これは日本人男性ボーカルではできない至難の業だなぁと痛感しました。

 ライブが終わった後、聴衆の大満足の表情が窺え、こういうライブには滅多にお目にかかれないような気がします。

 今年はいくつかのジャズ・ライブに足を運び、どれも素晴らしいものばかりだったのですが、今回のマリオ・ビオンディ・アンド・ザ・ハイ・ファイヴ・クインテットのライブはそれらに負けず劣らず素晴らしいものでした。