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映画、書評、ジャズなど

「オーシャンズ13」★★★

映画

 シリーズ前作「オーシャンズ12」★★☆は、ストーリー展開に凝りすぎて、最後に大どんでん返しを仕込んだ結果、ストーリーが根本的に崩れてしまい、散々な作品となってしまいましたが、今回の「オーシャンズ13」では、そうした致命的な問題は解消され、大筋はシンプルな形となっており、前作に比べれば楽しみやすい作品となっていたように思います。(ちなみに、「オーシャンズ11」は見ていません。)

 オーシャンズのメンバーの1人ルーベンが、カジノホテルの開業に当たって、アル・パチーノ扮する共同事業者に騙され、ショックで健康を害してしまったことから、オーシャンズのメンバーが再び立ち上がり、カジノの開業を徹底的に妨害します。

 5つ星の格付けを行う担当者に対して徹底的に悪い印象を持たせて格付けを妨害したり、大型のドリルを使ってホテルの基礎を揺るがせて地震を起こさせたり、ヘリコプターで最上階に置いてあるダイヤモンドをショウケースごと引っこ抜いて盗んでいったり、オーシャンズの面々のやることは相変わらず豪快で、スカッとした気持ちにさせられます。

 俳優陣も相変わらず凄い。今回はジュリア・ロバーツの出演がなかったのは残念ではありましたが、それにしても、超主役級の俳優がジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンと3人も揃っているのですから。彼等が画面上を動き回るだけでも絵になります。中でも、ジョージ・クルーニーは、非の打ち所のない格好良さです。

 ただ、やはり、この監督の作品は、ストーリーに凝ろうとしていろいろな小細工を施しているので、正直、細かいストーリーを追うのには疲れます。もう細部もシンプルにしたら、肩の力を抜いて楽しめる作品になるのになぁ、という気がしました。

 とはいえ、花のある俳優陣達がスクリーン上で豪快に振る舞いまくる典型的なハリウッド作品として、楽しめる作品に仕上がっていることは間違いありません。