映画、書評、ジャズなど

旅行記

和歌山紀行

この年末は、東京の喧騒から逃れようと、和歌山県を旅してきました。南紀の方は鉄道で行くと思ったよりもかなりの時間がかかり、これまでなかなか行く機会がありませんでしたが、今回初めて勝浦や白浜に足を伸ばしてみました。 1. 紀伊勝浦探訪 名古屋で新幹…

山陰紀行2 ~至極の日本庭園~

島根のアートといえば、足立美術館でしょう。日本庭園の素晴らしさはあまりに有名で、ここも今回初めて足を運ぶことができました。 足立美術館は、実業家の足立全康が1970年に創設したものです。横山大観のコレクションは圧巻で、近年は魯山人の数々のコレク…

山陰紀行1 ~出雲の神々~

神話の中心舞台である出雲には一度足を運びたいと思っていましたが、ようやく実現しました。 出雲地方は、古事記や日本書紀などの神話に登場することで知られていますが、実際に神話に登場する数々の神社が現存しています。そして、歴史的な背景が現代まで脈…

ハノイ放浪記

年末年始はベトナムの首都ハノイを旅してきました。これまでホーチミンには2度ほど行ったことがありましたが、ハノイは初めてなので、とても楽しみにしていました。 ハノイの空港に到着すると、タクシーで市内に向かいます。メーターのタクシーを使うと50…

佐渡・新潟旅行記

この夏休みは、佐渡を中心に周遊するプランで過ごしました。 佐渡はよほどのきっかけや用事がなければなかなか足を運ばない場所でしょう。佐渡金山は有名ですが、それ以外はこれといった観光地もありません。その“何もない”ところが佐渡のまた良い点だとも言…

ソウル弾丸紀行

少し時間ができたので、急遽ソウルを2泊3日で訪問してみることにしました。初めての韓国訪問です。 日韓関係は現在これまでにないくらい冷え切っていると言ってもよいかもしれません。韓国に行ってから知ったのですが、ちょうど韓国の有力紙が広島と長崎の…

インドネシア訪問記

インドネシアのジャカルタを訪問する機会がありました。 飛躍的な成長センター インドネシアといえば、今日本の企業が「チャイナ・プラス・ワン」という位置づけで最も進出を検討している国の一つでしょう。約2.4億人の人口を擁し、年に6%を超える経済…

台湾訪問記

今回、初めて台湾を訪問する機会がありました。最近は台湾企業が日本の家電大手企業と提携したことから、台湾の高い技術力に改めて注目が集まりましたが、台湾企業は表には名前が出てこないものの、多くのIT機器を実質的に設計・製造している企業が数多く存…

タイ放漫記

1年ぶりのバンコクに行ってきました。 昨年2度、バンコクを訪問しましたが、商業の目覚ましい発展に目がくらんだのが大変印象的でした。 2011-02-19 - loisir-spaceの日記 2011-08-05 - loisir-spaceの日記 今回は、前回と同じようなところを再び訪問し…

瀬戸内アート巡り

GWに瀬戸内のアートを巡りました。高松→豊島→犬島→直島→高松というコースを1日で廻るという強行軍です。前回は、2010年の瀬戸内国際芸術祭の際に直島を巡りましたが、それ以来2年ぶりの訪問です。 豊島 最初に訪れたのは豊島(てしま)です。かつては…

中国広東省旅行記

さて、今回の旅でもっとも衝撃を受けたのは、中国広東省の都市開発のダイナミックさです。 香港、マカオ、広州によって囲まれる地域は珠江デルタと呼ばれ、中国の開放政策によって早い時期から経済発展を遂げてきた地域です。今回の旅では、マカオに接する珠…

マカオ漫遊記

今回、中国側の珠海という街から澳門(マカオ)に入りました。中国からマカオへは陸続きで入国できるのですが、このルートで行くと入国審査に時間がかかるので、あえてフェリーで入国するという方法をとりました。 フェリーで渡る面々を見てみると、中国人の…

ホーチミン訪問記

ベトナムの経済の中心地ホーチミンを訪問する機会を得ました。ホーチミンには3年前に一度訪れました。そのときはリーマンショック後の世界的な金融危機の真っ直中でしたが、当時はベトナムで加工して輸出する企業が大きな打撃を受けていた時期でしたが、今…

バンコク滞在記

今年の2月に続いてバンコクに滞在する機会を得ました。前回の訪問は15年ぶりくらいだったため、その商業的発展の凄まじさに驚愕するばかりでしたが、今度はもう少し冷静に街を眺めることができたように思います。 今回バンコクを訪問して一番強く感じたこ…

バンコク滞在記

久々にバンコクに行く機会に恵まれました。 最後にバンコクを訪問したのは90年代後半ですので、10年以上も前です。この間、バンコクがここまで大きく変化しているとは思いませんでした。今ではバンコクは、アジアの一大商業都市に変貌を遂げていることを…

パリ・ローマ漫遊記(2)

パリを後にして次にたどり着いたのはローマです。 イタリアといえば、村上春樹氏の旅行記『遠い太鼓』が思い出されます。遠い太鼓 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/04/05メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 109回この商品を…

パリ・ローマ漫遊記(1)

今回、初めてパリとローマを訪れる機会を得ました。 パリといえば、その美しい街並みの魅力によって世界中から大勢の観光客を集める都市ですが、最近、文化的にクリエイティブな街づくりに関心があることもあり、パリの魅力の秘訣を探ろうと、訪れる前から高…

アジア漫遊記その3(ホーチミン編)

最後に訪れた都市はベトナムのホーチミンです。かつてのサイゴンで、ベトナム戦争の際には米軍の最後の1人が脱出したという街です。社会主義の中でもドイモイ政策に象徴される独特の道を歩んできた国家で、近年は中国と並ぶ飛躍的な経済成長を遂げています…

アジア漫遊記その2(上海編)

香港の次に訪れたのは上海。中国の飛躍的な発展の象徴的都市です。 街を一見したところ、もはや東京を始めとする先進国の都市に比べて何ら遜色はありません。空港から市街へ車で向かいますが、途中、もの凄い早さでリニアモーターカーが追い抜いていきます。…

アジア漫遊記その1(香港編)

とある事情から、東アジア各国を訪れる機会を得ました。初めての体験で興奮の連続でしたので、少し書き残しておきたいと思います。 最初に足を踏み入れたのは香港。東洋的な面と西洋的な面とが融合して独特の情緒を形成している魅力的な都市というイメージが…